1954-05-21 第19回国会 参議院 通商産業委員会 第44号
なお又生産海苔業者の問題につきましては、いろいろお話も承わつたのでありますが、確かに海苔の生産業者も相当の部分は困つておるのであります。手持は僅かでありまして、それからだんだんと手持のものを少しずつ売つて行くというような事態にあることは事実のように思います。
なお又生産海苔業者の問題につきましては、いろいろお話も承わつたのでありますが、確かに海苔の生産業者も相当の部分は困つておるのであります。手持は僅かでありまして、それからだんだんと手持のものを少しずつ売つて行くというような事態にあることは事実のように思います。
そこでさつきあなたに質問したのは三円六十銭で仮に入つた朝鮮の海苔が一体幾らで売られておるか、それが仮に五割高く売られておると言つても、その間に搾取するのは殆んどそういう問屋が搾取するのであつて、実際これは我々食べる者にとつても何らの利益にもならなけなければ、むしろ一番弱い零細漁民である海苔業者が朝鮮の海苔が入るというということによつて圧迫されるというところに非常ないわゆる誤差が生じて来る、我々の考え
そういう段階において日本の海苔業者を圧迫するようなことについてはよほどこれは慎重に考えて頂きたい。特にそれは申入れておきます。
○千田正君 今水産庁長官の秋山委員に対するお答えはよくわかつておりますが、早く言えば、国内におけるところの海苔業者の育成を図らなくてはならない立場にある水産庁でありますから、当然それをなすべきであります。
同時に李承晩ラインの問題、こういつた、本日の新聞にも相当朝鮮の輸入を全面的に拒否したらどうかということが出ておるのですが、こういつた点も考えて行かなければならんと思いますが、一つ全国の海苔業者というものは、やはり生産者というものは二十万人以上おりますからして、その点を一つ十分考えて頂いて、そうしてうまくバターの需給調整協議会、或いは全国酪農協同組合ですか、それに発注機関を持たしておるというような事実
○青山正一君 水産庁長官もお出になつておりますが、この機会においていろいろお聞きいたしたいと思いますが、今全国海苔組合連合会長の庄司さんからいろいろ陳情を聞きましたのですが、多数の二十万以上に亙るこの零細な海苔業者の立場を考えると、これはこの陳情が一応御尤もなことだと私はそういうふうに考えております。
これはその実態を掴んだのがありますので、御参考までに申し上げますが、大森の海苔業者で調べたものでありますが、約二十万円の生産があつた。それで必要経費として六割つまり、十二万円を控除された後八万円、勿論この八万円の中には人件費なるものは全然含んでありません。それに課かります物品税が何と三万三千三百二十二円、こんな大きなものが課かつて参りますのであります。所得税は約一万八千円課かつております。
○説明員(吉田隆君) それは結局海苔業者が負担しなければならん実態になつて來ておるわけです。生産した者が、生産者が業者ですから。